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Q)製品の開発プロジェクトというのは、どのように始まるのですか?

竹藤:市場ニーズや他社の動向、技術的なシーズなど色々な要素を踏まえ、技術開発部のトップから大まかにこういうものを作ろうという方針が出ます。これを受けた各グループのマネージャーが案件の難易度、納期、マンパワーの状態などを考慮してプロジェクトチームを組成します。

瀬戸:技術者を育てるという意味で、新規開発の経験がない若手を優先してアサインするといった配慮もしてくれます。

岩間:私も新規開発のプロジェクトに携わりたいとアピールした結果、業界初のシステム開発を行うプロジェクトの一員に抜擢されました。

世の中にないものを創り出すやりがい

竹藤:まず仕様をどうやって実現していくかという技術的な企画を練り、設計・試作と進めていきます。

瀬戸:基本はメカ・エレキ・ソフトそれぞれで設計・試作・テストを行い、最後に全体を組み合わせて他部門も交えたテスト検証。問題点を解決した後に製造へ渡します。その後製品が初導入される際には、パチンコホールでの立会いを行います。私が設計に携わった製品がホール内に取り付けられ、動作している姿を見ると感動しますね。

岩間:実際にお客さまからいただく評価が次の製品のアイデアだったり、もっと良い製品を開発しようというモチベーションに繋がってきます。

現場経験と技術の融合から、優れたシステム機器を生み出す

岩間:メカ・エレキ・ソフトは密接に関わっているため、日々の相談事は随時担当者同士で行なっています。

竹藤:そのほかに毎朝プロジェクトチームのミーティングがあり、前日までのまとめとその日やることを確認するので、大体何がどこまで進んでいてどんな課題があるかは全員で常に共有できます。5~10分のミーティングですが、これがプロジェクトの進行をとても効率的かつスムーズにしています。

瀬戸:基本的な設計作業は各自が自分の仕事をきちんとやる。その上で製品をよりよいものにするため、製品開発をより効率的にするために他のエンジニアと活発に連携をとります。これが当社の開発力の根源だと思います。

岩間:当社のエンジニアはCS(カスタマーサービス)を経験し、さらに技術開発部に配属された1年間は毎年異なるテーマの「モノづくり」をひとりで行う研修があります。専門外の分野は知識不足で悩みますが、その道のプロフェッショナルに相談して学んでいけます。この様なことは実際の仕事においても同様で、製品を協力して創り上げるという意識が高いです。

瀬戸:エレキとソフトは同じ機能をハードとソフトどちらでまかなうかなど、役割分担をすりあわせることが多いのですが、コストや納期、後々の融通性など様々な要素を考え、ケースバイケースで決めていきます。

営業とは顧客のあらゆるニーズを満たす窓口

竹藤:特に気にしないですね。毎回違う人と組むことが多いですし、一度一緒に仕事をすれば仲良くなるので誰とでもOKです。

岩間:私は今の新製品開発プロジェクトが初めてですが、全員仲がいいと感じています。

瀬戸:そもそも裾野技術センター全体でも50人弱という規模ですから、仕事・プライベート含めて全員が仲間です。これも当社のチームワークのよさを支えている要素だと思います。

顧客満足の為には自分のレベルアップが必要

竹藤:当社の強みは技術力、そして技術者・営業・CS一丸となった市場対応力です。これから入社される人にもこうした強み、特に当社の技術力を支えていってほしいですね。

岩間:技術者の若さも大きな強みです。チャンスは転がっているので若手であっても得ることができ、そのためエンジニアが早く大きく育つ。それが当社の活力になっているのではないでしょうか。

瀬戸:技術力の根底には充実した研修システムがあると思います。だから学生時代の専攻にあまりこだわらなくても、モノづくりに対する意欲があれば、エンジニアとして成長できるので安心して来てほしいですね。